教育・育成

新人さんへのメッセージ(配布用pdf資料あり)

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今回は、私が毎年新人さん達にオリエンテーションとして話をしている内容を少しだけご紹介します。

※2020年3月更新

配布用PDFファイルをアップいたしました。

各職場の新入職員オリエンテーション等でご自由にご活用ください。

※『出典:https://mba-management.net』を明記していただけるとうれしいです。

【ナレッジ共有のお願い】

このメッセージは、数年前から時々私が追記しているのですが、他にも新人さんや若手に伝えたい大切な事ってあると思うんです。

そんな『先輩から伝えたい大切な事』をTwitterへのリプまたはブログにコメント頂けませんでしょうか。

全メッセージをブログで紹介、特に秀逸なメッセージは資料に追加or別冊資料としてアップさせて頂きます❗️

『人生の先輩方からのメッセージが毎年更新されブラッシュアップされていき、誰でも活用できる配布資料として全国の新社会人にそのメッセージが伝わる』

そんなかたちを作ることができれば理想的だと思っています。

※2020年3月21日追記

早速Twitter経由で皆様からメッセージを頂きました。

 

新人さんへのメッセージ

リアリティショックや早期離職を防ぐための心得

「完璧」を求めることは、今日から諦めて下さい。適当(いい加減)にやりましょう。
適当=手を抜いてやることではありません。適切に良い加減(調節)をしながら仕事をやることが大切です。

全てを完璧にやろうとすると、自分の持っている壷の容量をすぐに超えてしまいます。容量を超えて溢れた仕事は、誰かが尻拭いをするか、遂行されず放置されるかのどちらかになってしまいます。

あるいは、自分自身が耐えきれず壷が割れてしまうかもしれません。

そのために、以下のことを意識してみてください。

1.任されている仕事を頭の中で全て並べて俯瞰的に捉え、どれくらいの難易度でどれくらいの時間がかかりそうなのか、まず全体像を把握しましょう。

 

 

2.自分の持っている壷の容量(時間的、能力的)を自分自身で見極め把握しましょう。

 

 

3.仕事の「重要度」と「緊急度」の二軸で考え優先順位をつけ、頑張れば何とか収まりきる程度に(いい加減に)調整しましょう。

 

 

4.仕事に取りかかったら、自ら〆切を設定し時間管理をしましょう。

 

 

5.「背伸びすれば何とか遂行できる」ところまで頑張ってやり続けましょう。そうすることで、自分の壷が大きく成長していきます。

 

 

6.背伸びして頑張っても難しそうだということが分かったら、早めに先輩達に相談しましょう。

 

 

自ら追い求めるべき報酬は「成長」

7.仕事を通じて得られる「自己成長」という報酬を大切にしましょう。

 

 

8.失敗を恐れて無難な選択ばかりしている人は成長しません。
若いうちに失敗して、恥をかいて、先輩から指摘され、苦労を惜しまないでください。
できれば忘れられないくらいの挫折をすることをお勧めします。
そういった経験を若いうちにすればする程、大きく成長するエネルギーとなります。
順風満帆な人生などありえないし、面白くありません。
できれば人と違ったことをするとなお面白いと思います。

 

 

9.ちょっとだけ背伸びした目標を常に設定し、達成のための具体的な行動計画を立て、それを実行すると宣言しましょう。

 

 

10.どこの職場に行っても通用する人材、もっといえば他の職場からスカウトされるくらいの人材を目指しましょう。

※実際に、先日ヘッドハントされ新規開設病院リハビリ部門トップとして転職した職員もいます

 

 

11.組織にぶら下がるような、誰かに頼ってばかりの人材ではなく、自律した人材を目指しましょう。

 

 

12.「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」の3つの輪を意識して下さい。
そして、まずは目の前の「やるべきこと」をがむしゃらにこなし、一日も早く職場内で信頼される人材を目指して下さい。
そのことが、「やれること」の拡大につながり、結果として「やりたいこと」が任せてもらえるようになり、結果として最短の道だと思います。
※「この部分は、私はよーく見ていますよ~、頑張って成果を出した者が報われる組織にするためには重要だと思っていますからね~」と新入職員には念を押します(^^)
 

 

 

13.人事考課の場では、個人の目標と組織の目標との擦り合わせを意識しましょう。
組織目標に沿った個人目標であることが考課者と合意形成できれば、自分のやりたいことを達成することがそのまま組織からも評価されることにつながります。

 

 

14.社会人としてのスキルは、「この職場固有のスキル」と「どこの職場でも通用する汎用スキル」の2つに分かれます。
どこの職場に行っても通用する人材を目指すには、後者のスキルを意識的に身につけることが重要です。

 

 

15.さらに、我々専門職には「専門職として固有のスキル」と「どの職種でも通用する汎用スキル」という分け方もできます。
前者が重要であることは言うまでもないですが、後者については専門職であるが故に意識していないと身につけることが難しいスキルです。
気がついたら「専門バカ」になってしまわないように気をつけましょう。

 

 

社会人が意識すべき仕事の心得(学生時代との違い)

16.正解を求めることをやめましょう。
学生時代とは異なり、社会人は答えの無い課題を解決していくことが大半です。
この部分の頭の切り替えを今日この場でおこなって下さい。

 

 

17.スケジュール管理(時間管理)を意識して下さい。
手帳の使い方、一日の振り返り、各仕事に必要な時間予測などを習慣付けましょう。
そして、できるだけ早く仕事を終え早く帰宅しましょう。

 

 

18.PDCAサイクルを意識して仕事をしましょう。

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mba-management

理学療法士、MBA&保健学修士、医療介護マネジャー

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